お風呂での事故で、年間19,000人が亡くなっている!?
健康効果抜群のお風呂ですが、実はたくさんの危険も潜んでいます。実際にお風呂での事故で亡くなっている人は、年間1万9000人にものぼるといわれています。
*1のTV番組で、お風呂の危険を避ける方法が紹介されました。
脱衣所と浴室の寒さによるヒートショック
- ヒートショックとは、急激な寒暖差が原因で血圧が急上昇し、命に関わる心筋梗塞や脳卒中などを引き起こしてしまうことです
- その原因として、この時期に最も危険なのが脱衣所と浴室の寒さで、寒暖差をなくす事が、ヒートショックの予防につながります
- 対策1: 服を脱ぐ前にシャワーを出しっぱなしにして浴室を温める
- 対策2: 脱衣所には小型の暖房器具を置いて浴室と一緒に温めると良い
浴室と脱衣所での転倒
- 何かと滑りやすい浴室は、常に転倒の危険があります
- 対策1: ホームセンターなどで購入可能なお風呂用の滑り止めテープ。これを浴室の入り口や、浴槽近くの床、浴槽のフチ、浴槽の中など、滑りやすい場所に貼る事で転倒予防の効果を高められます
- 対策2: 転倒の可能性は脱衣所にも。高齢者の方は、立ったままズボンなどを脱ぐと転倒する危険があるので、座った状態で服を脱いだり、どこかに捕まったりすると安心だそうです
【出典】
- *1 健康カプセル ゲンキの時間 2020.12.13 健康になるお風呂の入り方
東京都市大学 人間科学部 教授 早坂信哉 医学博士
https://hicbc.com/tv/genki/archive/201213/
健康になるお風呂の入り方とは?
疲労回復や、高血圧・冷え性の改善など、入浴は毎日家庭でできる健康法と言われていますが、多くの人がお風呂の入り方を間違っているそうです。
健康効果を十分に得るために、出典の番組のオススメをご紹介します。
「かけ湯」は、心臓から遠い手や足の先から
- かけ湯は、心臓から遠い手や足の先から行い、徐々に身体をお湯の温度に慣れさせるようにするのがポイントです
- 熱いかけ湯をいきなり肩などの心臓付近にすると寒暖差の影響が強くなりヒートショックを起こす可能性があるそうです。
- ヒートショックとは、急激な寒暖差が原因で血圧が急上昇し、命に関わる心筋梗塞や脳卒中などを引き起こしてしまう事です
- 頭からかけ湯をしたり、直接湯船に入ったりするのも、血圧の急上昇につながる危険があるそうです
浴室のヘリに首を預ける姿勢は、肩こり&首こりの原因に
- リラックスのために、浴槽のヘリに首を預けて腰を浮かす姿勢をとっていませんか?
- 番組の先生によると、自宅などの狭い浴槽でこの姿勢をすると首付近にある僧帽筋という筋肉が緊張しやすく、首こりや肩こりの原因になる事もあるそうです
疲労回復には半身浴よりも「全身浴」がよい
- 疲れを取るには、細胞に溜まった老廃物を回収し、栄養や酸素を運ぶ血液を身体の隅々まで循環させる事が大切です
- 半身浴よりも肩までしっかりつかる全身浴の方が、全身に適度な水圧がかかって血流が良くなり疲れが取れやすくなるそうです
- 半身浴よりも全身浴の方が、身体が温まる事で血管が広がって血流が良くなる「温熱効果」も高いそうです
健康効果の高い「お風呂の温度」は40℃で10分間
- 40℃のお風呂に10分入ると血液が全身を巡り、疲労回復に効果的なことがわかっているそうです
- 40℃のお風呂は高血圧や冷え性の改善にも効果だそうです
- 10分間は長いという方は、連続して湯船に入らなくても、身体を洗う前に5分、身体を洗った後に5分など、合計10分間入る事で同じ健康効果が得られるそうです
- 42℃以上の熱いお風呂は、要注意。疲労回復につながらないだけでなく、交感神経が優位になる事で高血圧につながる危険があるそうです
寝る1~2時間前にお風呂に入ると、睡眠の質が良くなる
- お風呂に入ると、体温がグッっと上がった後急激に下がります。この急激な体温の下がり方が、良い睡眠につながるそうです
- 健康の基本となる睡眠のためには、寝る1~2時間前のタイミングでお風呂に入るのがオススメ。体温が下がって眠りやすくなり、質の良い睡眠につながるそうです。
【出典】
- *1 健康カプセル ゲンキの時間 2020.12.13 健康になるお風呂の入り方
東京都市大学 人間科学部 教授 早坂信哉 医学博士
https://hicbc.com/tv/genki/archive/201213/
美人になれる 読むお風呂の魔法
ここで、お風呂が好きなあなたに、女性向けのお風呂の入り方の本『ぐっすり眠れる、美人になれる! 読むお風呂の魔法』をご紹介します。
「健康カプセルゲンキの時間」と同じ「基本の入浴法」がありました。
体質を改善したいなら、40度のお風呂に15分入る
- 「身体の内側の『深部体温』を大きく上げ、急降下させると熟睡につながる」
- 「40度、15分の入浴で深部体温は0.5度アップする」
- これは秋田大学とスタンフォード大学の研究で立証されているそうです
- 注意点は「湯の温度は感覚に頼らない。水温計で必ずはかること」
- 「15分より長く浸かっても血流量は変わらない」というのです
お風呂場に「風」は厳禁
- 理由は、「気温差があると血圧が変動しやすくなって危険」
- 「窓からの風や換気扇の風が肌に当たると、身体が熱を奪われて冷えてしまう」
- 「浴室からリビングまでの温度はできるだけ一定に」
お風呂の効果
- ぐっすり眠れる
- 美肌・美髪になれる
- 冷え性が改善
- むくみがとれる
- 肩こりや腰痛が軽減
- 風邪予防になる
- ストレス解消&リラックス
- 体臭を防ぐ
冷え性のあなたに、絶対に冷えない入浴法
- 風を絶対に入れない。換気扇は絶対にオフ。
- 洗髪しながら足湯(髪を洗うのは、5分以内湯船に浸かってから)。洗面器にお湯をはり、足をあたためながら洗髪する。
- 入浴後は靴下とレッグウォーマーで、筋肉、脂肪が少ない足首、ふくらはぎを保温。ベッドに上がったら靴下だけ脱ぐ。
【出典】
- *2 『ぐっすり眠れる、美人になれる! 読むお風呂の魔法』
- *3 女子SPA 森美樹 意外と知らない、正しいお風呂の入り方。湯船で「あぁ~」は体に良い
https://joshi-spa.jp/896190#:~:text=1%20%E3%81%8B%E3%81%91%E6%B9%AF%E3%82%92%E3%81%99%E3%82%8B,%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%AE%E3%81%8F%E3%82%89%E3%81%84%E3%81%A7%E5%8D%81%E5%88%86%E3%80%82
まとめ
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
健康になるお風呂の入り方
- 「かけ湯」は、心臓から遠い手や足の先から
- 浴室のヘリに首を預ける姿勢は、肩こり&首こりの原因に
- 疲労回復には半身浴よりも「全身浴」がよい
- 健康効果の高い「お風呂の温度」は40℃で10分間
- 寝る1~2時間前にお風呂に入ると、睡眠の質が良くなる
冬が最も危ない!お風呂での危険を避ける方法
- 「かけ湯」は、心臓から遠い手や足の先から
- 浴室のヘリに首を預ける姿勢は、肩こり&首こりの原因に
- 疲労回復には半身浴よりも「全身浴」がよい
- 健康効果の高い「お風呂の温度」は40℃で10分間