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【 唾液の免疫力 IgA 】カギは腸内環境をよくする2つの食材

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唾液にはIgAという免疫力があります


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免疫力は唾液(だえき)の質と量が大切

 唾液には5つの働きがありますが、新型コロナウイルス感染を防止する上では、最後の免疫作用が一番大切ですよね。 本日は、ウイルスや細菌を撃退する唾液の質と量を改善する方法を、お伝えします。

唾液の主な働き

  • 浄化作用: 歯垢や口内を洗う
  • 緩衝作用: 虫歯の予防
  • 再石灰化作用: 歯の修復
  • 消化作用: 消化を助ける
  • 免疫作用: ウイルスや細菌などを撃退

唾液の質

  • 唾液の質のカギを握っているのが、唾液に含まれているIgA抗体です
  • IgAとは、Immunoglobulin A の略で、免疫グロブリンAと言う抗体の一種で、体内にはIgGに次いで2番目に多い抗体です *2
  • IgA抗体は、ウイルスや細菌が口や鼻などから体内に侵入したときに、ウイルスや細菌にくっついて無力化する働きがあります
  • IgAは、感染症などから身を守る第一の砦です
  • IgAの量が少ないと、風邪や感染症にかかりやすくなってしまいます

唾液の量

  • 唾液が分泌されるのは、耳下腺、顎下腺、舌下腺の3か所
  • 健康な人だと1日に1~1.5Lの唾液が分泌されています

【出典】

 

唾液の免疫力 IgAを強くするには?

 結論ですが、腸内環境をよくすることが、 IgAを強くし、唾液による免疫力がアップします。  腸内環境をよくするのは、「発酵食品」「食物繊維」を同時にとることです。

免疫力アップにつながる食事

  • IgAを増やし、免疫力をアップするには腸内環境を整える事が重要です
  • そのために、発酵食品と食物繊維を同時に摂るのが効率的
  • 発酵食品に含まれる善玉菌は、それだけでも腸内環境を良くしてくれます
  • そのエサとなる食物繊維を同時に摂る事で善玉菌はより活性化
  • 腸内環境もより良い状態になる事が期待されます

発酵食品とは? 

  • ヨーグルト・キムチ・納豆・チーズなど
  • Wikipedia  発酵食品(はっこうしょくひん)とは、 出典*3
    • 食材を微生物などの作用で発酵させることによって加工した食品である
    • 冷蔵庫などが存在する以前から保存食として、または風味を改良したり食品の硬さを柔らかくしたりするといった目的でも行われる

    • 日本の伝統的な食品では納豆、醤油、味噌、漬物、鰹節など、世界ではパンやヨーグルト、紅茶、キムチなどの形で利用されてきた

    • 穀物や果物を発酵させて製造される酒は、アルコールが殺菌作用を持つと同時に精神作用を持つ飲料である

食物繊維の多い食べ物とは?

  • きのこ、海苔、レンコン、もずく など
  • meiji  出典*4
    • 穀類: 玄米・胚芽米・麦めし・とうもろこし
    • 豆類: 煮豆(大豆、うずら豆、あずき)・納豆・おから
    • 芋類: さつまいも・里いも・こんにゃく
    • 野菜: 野菜・ごぼう・ふき・セロリ・アスパラガス・青菜類・キャベツ・白菜
    • 果物: 柑橘類(みかん、グレープフルーツなど)・バナナ・うり類
    • きのこ類: しいたけ・しめじ・えのき
    • 海藻類: わかめ・寒天・ところ天

 

【出典】

オススメの発酵・食物繊維メニュー例

 健康カプセル! ゲンキの時間で紹介された「発酵食品」「食物繊維」を組み合わせたメニュー例を【出典*1】サイトからコピーさせていただきました。

 

キノコとキムチの炒め物 2人前

  • (発酵食品)キムチ 60g

  • (食物繊維)しめじ 100g ・えのき 100g・まいたけ 100g

  • (調味料)ごま油 大さじ2・塩・こしょう 適量

  • ≪作り方≫
    ▼お好みのキノコをごま油で炒める
    ▼キムチを入れる
    ▼塩・こしょうで味を整える

レンコングラタン 2人前

  • (発酵食品)ピザ用チーズ 40g

  • (食物繊維)レンコン 150g

  • (調味料)麺つゆ 大さじ1・オリーブオイル 大さじ1

  • ≪作り方≫
    ▼薄切りにしたレンコンをグラタン皿に入れる
    ▼レンコンに麺つゆとオリープオイルをかける
    ▼ピザ用のチーズをのせる
    ▼トースターで10分程焼きあげる

ネバネバ和え物 2人前

  • (発酵食品)納豆 100g

  • (食物繊維)山芋 100g・もずく100g・モロヘイヤ100g

  • (調味料)麺つゆ大さじ2

  • <作り方>
    ▼すべての食材を麺つゆで和える

【出典】

参考

唾液の質を低下させる理由

  • 腸内環境や身体の代謝が悪くなると、唾液の質が低下してしまいます
  • 激しすぎる運動もIgAを弱めて免疫力を下げてしまいます
  • 唾液の質を保つには、軽・中程度の運動がオススメです

唾液の質を高めるには?

  • 近年の研究でIgAを増やす成分の存在が分かっています。それが、短鎖脂肪酸
  • 短鎖脂肪酸は、腸内環境が整うと多く生成される成分で、腸内のバリア機能を高めると同時に、唾液線を刺激しIgAを増やす働きがあるといわれています
  • 唾液の質を高めるには腸内環境を整える事が大切
  • 食事の内容を意識する事で、腸内環境を整えてIgAを増やす事ができます

唾液の量は加齢とともに減ります。 自分の量をセルフチェック

 3つ以上当てはまる方は、唾液量が少なくなっている可能性があります

  • 食事の時に味噌汁やお茶で食べ物を流し込む
  • 食べ物の味を感じにくい
  • 口の中がネバついたりパサついたりする
  • 口内炎ができやすい
  • 歯磨きをしているのに虫歯が多い

唾液不足になる原因

  • ストレス:ストレスや緊張で交感神経が優位になると唾液量が減少します。特にウィズコロナの生活を送っている今の時期は、いろいろなストレスが身体に影響を与えて、唾液の量を減らしている可能性があります

  • 加齢:唾液量の減少にはさまざまな原因がありますが、なかでも加齢による影響は大きいといわれており、年齢とともに徐々に減少していく事が分かっています

  • 生活習慣(早食い・大食いなど):唾液は、食べ物を噛む事でも分泌されます。そのため、早食いや大食いだと咀嚼回数が減少し、唾液量が減ってしまいます。また、口呼吸も口が乾燥する大きな要因になりますが、それによって唾液の分泌量が減少するわけではないそうです

  • 持病(糖尿病など):糖尿病の人は、高血糖の状態を抑えるため、多くの水分を排出しています。そのため脱水状態になり唾液量が少なくなってしまいます

唾液不足の改善法

 唾液不足を改善するには、唾液腺を刺激するのが効果的です。ドクターオススメのセルフマッサージをご紹介します。

  • 耳下腺のセルフマッサージ
  • 耳たぶの前のくぼみを3本指で押さえる
  • 10回位軽く円を描くようにほぐす
  • 食事の前など1日に4,5回行う

唾液の質をセルフチェック

 3つ以上当てはまる方は、唾液の質が低くなっている可能性があります

  • 朝食を抜くことが多い
  • 肉類をよく食べる
  • 冷たい飲み物や食べ物をよく摂る
  • 飲酒の習慣がある
  • 運動不足である

 

【出典】

まとめ

 ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。

 本日は、唾液の中に含まれている抗体IgAの量と質を増やすことで、免疫力を高めようというお話でした。

 IgAの質と量を増やすには、腸内環境をよくする「発酵食品」「食物繊維」を同時に食べることを始めてください。