【肩こり】慢性化・習慣化を解消しよう!
肩がこったとき、もむ? たたく?
答えはNO! まずは姿勢を正すこと!
- 肩をもんだり、たたいたりすると、一時的に血流が促されるので、肩こりが改善したように感じるかもしれませんが、根本的な原因は解消されていないので、時間が経てば症状は元に戻ってしまいます
- 硬くなった筋肉をむやみに刺激すると、筋肉は自らを守るために余計に硬くなったり、筋肉を傷つけて痛みを強くしてしまうことがあります
- 自己流で強くもんだり、たたいたりすることは避けて、まずは姿勢を正すこと、体を動かすことを心がけ、根本的な改善に努めましょう
【出典】
- 健康保険組合 My Health季刊号 2023年夏号/第117号 9ページ 「肩こり習慣を解消しよう!」
https://www.ibmjapankenpo.jp/contents/myhealth/index.html
肩こりは、慢性病で治らない?
あらゆる自覚症状のなかでも肩こりに悩む人は多く、厚生労働省が実施している「国民生活基礎調査2019年」では、男性で2位、女性では1位にあげられるほど一般的な症状です。
慢性化した肩こりは治らない? しかたないとあきらめる?
- そんなことはありません
- 肩こりの原因を正しく理解し、つらい肩こり習慣から抜け出しましょう
どうして肩がこるの?
肩こりの直接要因
- 筋肉疲労と血行不良
- 二足歩行する人間は、もともと肩や腰に負担がかかりやすく、特に首から肩・背中にかけての筋肉は、重い頭と腕を支えるため、常に緊張しています
肩こりとは?
- 硬くなった筋肉が血管を圧迫し、血行を悪くしたり、末梢神経を傷つけたりするため、こりや痛みを生じます
- 血行が悪くなると、筋肉に酸素や栄養が十分に行き届かなくなるので、ますます筋肉は疲労し、硬くなるという悪循環に陥ります
首・肩の筋肉と、肩こりが起こるメカニズム
- 肩には「僧帽筋」、「菱形筋」、「肩甲挙筋」など大小さまざまな筋肉が重なり、頭と腕を支え、動かしています。
肩こりになりやすい人の特徴
1 生活
- 悪い姿勢や、ちょっとした癖、習慣などが筋肉を固くし、肩こりを助長していることがあります
2 体型
- 体重が増せば増すほど首や肩の筋肉にかかる負担が大きくなる
- 肥満は肩こりの大きな原因になります
- やせすぎや、なで肩と言った体形は、筋力が弱く、緊張しやすいため、肩がこりやすくなります
- 女性が男性に比べて、肩が凝りやすいのも、筋肉量が少ないことが一因
3 ストレス
- 精神的に緊張したり、ストレスを感じたりすると、筋肉内の血管が収縮し、筋肉を使っていなくても血行が悪くなり、疲労しやすくなります
肩こりになりやすい人の生活習慣
- 腕を組み、前かがみの姿勢で長時間デスク枠をしている
- よく腕組みをする
- 椅子に浅く座り、背もたれに寄りかかる
- 電話するとき、受話器を肩とあごにはさんで話す
- 荷物やバッグはいつも同じ側の手で持つ、肩にかける
- 寝っ転がってTVを見たり、本を読んだりする
- メガネやコンタクトレンズの度が合っていない
肩こりになりやすい体型
肩こりから解放される秘訣
ポイントは「正しい姿勢」と「体を動かす」こと。 今すぐ実践して、肩こりの悪循環を断ち切りましょう。
正しい姿勢で、首・肩の筋肉への負担を減らそう!
- 姿勢が悪いと、首や肩、背中に余計な負担がかかり、肩こりの原因になります
- 正しい姿勢を心がけましょう
- 姿勢の改善に役立つトレーニング (下のLink)をご覧ください
パソコン・スマホ作業時の注意
- 正しい姿勢を心がけるとともに、同じ姿勢を長時間続けないようにしましょう
- 作業が長時間に及ぶときは、1時間に10分程度、作業を休止する時間を設けるようにして、筋肉の緊張をほぐすストレッチなどを行うとよいでしょう
日常的に体を動かす習慣をつけよう!
- 体を動かさないでいると、筋肉はどんどん硬くなってしまいます
- Walking、 水泳など、全身を使う運動を習慣にするのがオススメ
- 仕事や家事の合間には、首や肩、背中周りの筋肉を緩めるストレッチを行いましょう
まとめ
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
肩こりは治ります! この健保組合の記事を読んで、納得しました。
肩こりから解放される秘訣
- 正しい姿勢で、首・肩の筋肉への負担を減らす
- パソコン・スマホ作業時は、正しい姿勢で
- 日常的に体を動かす習慣をつける