【加齢臭】身体のニオイの原因と予防法
年とともに強まる体臭の仕組み
年齢とともに体臭が出やすくなる理由
男女ともに、年齢を重ねると体臭が出やすくなると言います。 *1の丸山先生から、体臭が増える原因は次の4つにあるとされています。
- 感染からは汗のほか脂質なども分泌されています
- 年齢とともに、汗腺の機能は低下し、汗の量が減少し、相対的に脂質の割合が増えます
- 表面に付着した雑菌がこの脂質を分解するときにニオイが発生します
- また、シワが増えると汗が流れにくくなり、脂っぽい汗で皮膚がコーティングされたような状態になり、皮質が参加した独特のにおいが出ます
ミドル・シニア期の二大体臭は以下の二つと言われています。*1
ミドル脂臭
- 30-50代で、特に男性に多く発生
- ニオイ: 「酸っぱい」「脂っぽい」「ツーンとしたニオイ」などと表現される体臭
- 原因: 主に頭皮、顔、背中で皮脂腺が過剰に働き資質が分泌される
加齢臭
- 40代以降で発生しやすくなり「酸っぱい」「埃っぽい」「腐ったようなニオイ」がすると言われています
- 原因: 加齢による皮質の増加のほか、汗腺機能の低下や、皮膚の老化など
- 首筋、頭皮、耳の後ろのほか、脇、陰部などから発生
【出典】
- *1 LIVING 京都中央 2023年6月17日 2071号
自分の体臭をチェックするには?
シャツのえりの内側や枕カバーなど、ニオイが発生しやすい頭、首が触れたものを嗅いでみましょう。
ただ、体臭は自分ではわかりにくいもの。 臭うのでは?と思いこまず、家族や親しい友人などに確認してもらうのが一番です。 *2
体のニオイを防ぐには、日々のケアがポイントになるそうです。
体のニオイはどう防ぐ?
- 体を洗う
- 飲む・食べる
- 心身を整える
体を洗う
- 汗をかいたらできるだけ早く入浴し、ニオイのもととなる細菌の繁殖を防ぐ
- 洗うときは、汗をかきやすく皮脂分泌が多い部分、頭皮、花の下、脇、陰部、足の指など、を中心に、よく泡立てたせっけんやボディソープを手に取り、優しくマッサージします
- 殺菌効果のあるボディーソープ、体臭予防成分を含む入浴剤も活用がオススメ
- 注意: 汗をかいていないのに何度もシャワーを浴びたり、ナイロンタオルで強くこすったりすると、皮脂の取りすぎで皮膚バリアが崩れ、ニオイのもとになります
飲む・食べる
- 十分な水分摂取が大切
- 水分が不足すると、汗をかきやすくなり、ニオイも強くなります
- 一般的に1日2リットルを摂取することがオススメ
- スポーツ後や、暑い時期は量を増やして、1,2時間ごとに少量の水を飲む習慣が有効です
- 食生活を健康的に: 脂質の取りすぎに注意し、栄養バランスの良い食事を。 食物繊維が豊富な野菜や果物、ヨーグルトや納豆などの発酵食品は、腸内環境を整えて、代謝をスムーズにし、ニオイの発生を抑えます。 ニンニクやタマネギといった香りの強い食材は控えめに
心身を整える
- 睡眠時間を十分に確保し、適度な運動を心がけることで、自律神経を整える
- リラックスする時間を積極的に設けることで、ストレスをためないように
- タバコやアルコールの過剰摂取はNGです
注意: 制汗剤や柔軟剤は適切に
- 夏場によく使われる制汗剤。人によっては香料やパウダーでかぶれて、肌荒れから殺菌が繁殖する原因にもなります。 肌に会ったものを使用すること
- 繊維をコーテイングしてシワを予防するタイプの柔軟剤は、衣服の通気性を低下させ、汗や湿気がたまる一因になります。 適量を守り、肌着への使用は避けてください
正しく汗をかき、正しくケアしましょう *2 丸山先生
- 体のニオイの一因は汗にありますが、汗自体はほぼ無臭です
- 汗をかくのは悪いことではなく、むしろいいことです
- エアコンの効きすぎた部屋にばかりいて、汗をかかない状態では、汗腺のバランスがくずれて、ニオイのもととなる成分を多く含む汗が出やすくなってしまいます
- 適度な温度で、体も動かしていい汗をかくこと、そして、こまめなケアが大切です
【出典】
まとめ
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
ミドル・シニアの体臭の原因
- 主に頭皮、顔、背中で皮脂腺が過剰に働き資質が分泌される
- 加齢による皮質の増加のほか、汗腺機能の低下や、皮膚の老化など
- 脂質の多い食事や、強い香辛料の多量摂取、過度の飲酒、運動不足、睡眠不足、ストレスなどによる自律神経の乱れ
体臭の防ぎ方
- 体を洗う
- 水分はたっぷりと 一日2リットル。 食生活は栄養バランスの良い、食物繊維が豊富な野菜や、発酵食品
- 心身を整える